おすすめ絵本
乳児さん(0歳・1歳)
矢野みどり保育園
園長 住田 芳代 先生
絵本には、子どもと仲良くなるきっかけをくれる素晴らしい力があります。なぜなら、あなたが本を読む声に安心感を感じ、声の温もりやその場の匂いに親密度が高まるからです。このように、読み聞かせによって、子どもは大人の愛情をしっかりと感じて自己肯定感を養います。そして、心の安定した感情豊かな人になれるのです。
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おすすめの絵本
『あなたは だあれ』
『あなたは だあれ』 作:松谷 みよ子 出版社:童心社
- あらすじ
- 「だれでしょう」「ワン ワン ワン」―。鳴き声と、影絵のような絵から連想するクイズのようなストーリーです。
- おすすめの理由
- 子どもが集中するように、ゆっくりめくったり、本を閉じたり、抑揚をつけて読んだりすると、子どもたちは絵本に入り込んで、一緒に「ワン ワン ワン」と声を発してくれますよ。
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おすすめの絵本
『いない いない ばあ』
『いない いない ばあ』 作:松谷 みよ子 出版社:童心社
- おすすめの理由
- ねこ、くま、ねずみ、きつねが、ページをめくるたびに「いない いない ばあ」をします。自分たちがよく知っている動物が次々と登場するのに合わせて、子どもたちも自分の顔を手で隠して、一緒に「いない いない ばあ」。みんなが笑顔になる絵本です♪
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おすすめの絵本
『ねないこ だれだ』
『ねないこだれだ』 作:せな けいこ 出版社:福音館書店
- あらすじ
- 「とけいが なります ボン ボン ボン……。よなかは おばけの じかん」と、なかなか寝ない子は、おばけに連れて行かれます。
- おすすめの理由
- シンプルなはり絵が小さい子にも分かりやすく、怖いけど大好きなおばけが出てくるのが子どもたちに人気の理由です。うちの園では、おばけが登場するときは、電気を切って、おどかしたりしています。
- 読み聞かせのポイント
義務感で読むと、子どもは読み聞かせを楽しめませんよ。だから、絵本を楽しむ気持ちで、子どもたちとの時間を大切にすることが一番大事!
小さい子どもは、短い言葉で綴られているリズムのある音を聞くと、親しみやすく楽しい気持ちになります。楽しいと、笑ったり、絵を見て同じ表情をつくったりと絵本の世界に入ってくれるので、反応をしっかりみながら読み聞かせましょう。
(読み聞かせ:斎藤 愛友佳 先生)