保育施設での
取り組み
「あなたにあずけたい」と言われる保育士に
川口西保育所
施設長 清水 啓太 先生
「職員の成長=園の成長」の考えをベースに、全職員の成長のための制度を整備中。第一弾として、職員に向けた基本理念を設置し、日常の業務に浸透するよう従来の職員心得の見直しを行っている。(2020年12月取材)
- どのような改革をしていますか?
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職員の意識と行動の改革を行っています。もともと園児に対する教育理念や保育理念はあったのですが、職員に対する理念がなかったので「基本理念」を作成しました。そして、基本理念を自分のこととして現場で活用できるように、取るべき行動を具体化した「職員心得」の見直しをしています。編成チームを中心に全職員が関わり、作り上げることが目標です。
- なぜ基本理念を作成しましたか?
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うちの基本理念は『あなたにあずけたい、と言われる出会い』です。基本理念とは、会社から従業員に向けて「こうあってほしい」というメッセージ。この園に子どもを預けたいのではなく「○○先生に預けたい!」と言われる保育士になってほしいという意味を込めています。そうなれば、どこに行っても通用する! 例え活躍の場が別の園になることがあっても、保育士として信頼される人物になってほしいのです。
- 職員心得を見直しているのは、なぜですか?
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『認識』は人によって違いますよね。例えば「8時までに園に来てください」と言うと、8時までに門に着くことだと思う人、玄関に入ることだと思う人、園内の私の部屋にいることだと思う人など、それぞれ異なった認識があります。私の認識を押しつけると、ほかの認識を否定することになってしまうので、この園の認識をみんなでつくって行動してほしいからです。
- これからどのような園にしていきたいですか?
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2021年2月に新園舎が完成するのを機に、さらに開かれた園にしたと思っています。先代の施設長が「時代の波に流される必要はないが、波に乗ってみることは必要」と言っていたのを思い出し、園や私のことを知ってもらいたいとInstagramを始めました。興味のある方はアカウントをお伝えしますよ(笑)
掲載日:2022年10月01日